ISOが難しいと言われる一番の理由は、専門用語が多いため難しく見えることです。それが、本来単純なはずのISOを複雑にしています。現在使用しているマニュアル・帳票・手順書・規定などの見直しをする際、「ISOで必要だから」ではなく、「今の業務にとって本当に必要か」を考えることで、無駄なものを省き、業務の効率化につながります。
仕事でミスをした場合、同じ失敗を繰り返さないように解決策を考えます。その際、自分が担当する業務だけを考えるのではなく、その前後を含めた業務全体を考えることが重要です。業務を“見える化”することにより、自らの立ち位置を知り、業務を再認識することで本当に解決すべき問題が浮き彫りになり、場当たり的でその場しのぎではない、ミスの根本的な解決につながります。
初心者は、内部監査で何を聞けば良いのか分からないため、その場の雰囲気で思ったことを発言してしまうことが多々あります。相手との会話のズレが起きないためにも、意図を正しく伝える「表現力」が重要になります。話の意図を伝える3つのポイントを意識することで、マンネリを解消する内部監査を実現します。
JISQ/AS9100:2009から2016年版への移行期限は、ISO9001:2015の移行期限に合わせて2018年9月14日です。
そのため、すでに認証を取得している組織は、期限に間に合うように移行準備をする必要があります。 (※認証機関による審査の期限は、2018年5月頃と予想されます。)
移行期間が終了する、2018年9月14日をもって旧規格は失効し、 無効になるので十分注意が必要です。 (旧規格:ISO9001:2008、JISQ/AS9100:2009を指します。)
これまでバラバラだった各規格(ISO9001、ISO14001など)の構成を統一することになりました。そのため、複数の規格を取得している組織は、マニュアルや様式(帳票)を統合しやすくなり、管理が容易になることで業務の効率化につながります。
航空宇宙防衛業界の要求を満たすために、9100特有の要求事項が追加・強化されることになりました。利害関係者との関係性が強化されたことが背景にあります。双方の要求に応えるための準備をする必要に迫られています。
JISQ/AS9100改訂コースを受講し、認証を取得した参加者の声!
取得したことで、早速お客様より、その真剣さと意欲に対して評価をいただきました。取り組む中で気づいたことは、今までやるべきことをやっていなかったということです。統一されたルールがなかったこともあり、実績記録の管理を個々でやっていたので、人が変われば分からなくなるという状況でしたが、今回のシステム構築により大きく改善されました。
業務フローを構築した結果、業務ごとのスキルが明確になってきましたので、それをどう高めていくか、現状にどう当てはめていくのか、今後の課題です。業務ごとに振り分けるのがいいのか、運用していきながら調整したいと思います。
正直、これまでは内部監査を疎かにしていましたが、改訂コースに参加して自分の考え方を反省しました。社内にどのように浸透させていくのか、今後の課題はたくさんありますが、一歩一歩確実に進めていこうと思います。
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